JavaScriptで利用できるデータ型について説明します。
以上がJavaScriptで利用可能なデータ型です。
よく使うのは Number / String / Boolian / null あたりでしょうか。
Object 以外はプリミティブなデータ型になります。
よく使うデータ型の詳細を以下で説明します。
Number は倍精度64ビット浮動小数点形式の数値データ型です。
IEE754の定義では、符号ビットが1ビット、指数部が11ビット、仮数部が52ビットありますので、実用的な範囲の数値はこれで表現できると考えていいと思います。
Stringはテキストを表す連続した文字のことです。
書式としては、文字列の前後を単一引用符『''』もしくは二重引用符『""』もしくは逆引用符文字『``』で囲むことで表現します。
逆引用符(バッククォート)はテンプレートリテラルという使い方になりますので、注意してください。
String の書き方の例を以下に示します。
《script》
console.log('テスト A'); console.log("テスト B"); console.log(`テスト C`);
Boolean は true(真)と false(偽) の二値を持つデータ型です。
関数の引数や戻り値として、if 文や for 文の中などで利用すると便利です。
Boolean を引数と戻り値に使った例を下記に示します。
《script》
if (test(false) === true) { console.log("true が返ってきた!"); } function test(flag) { if (flag === false) { return true; } else { return false; } }
null は無効な状態を表すキーワードです。
無効なので不要な気もしますが、if 文の中などで利用するとかなり便利です。
null は Null や NULL 等とは区別されますので注意が必要です。
null を使って関数の仕様を変えた共通化の例を下記に示します。
《script》
test(7, 8, null); function test(inA, inB, inC) { if (inC === null) { console.log(inA * inB); } else { console.log(inA * inB * inC); } }